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全国から寄せられた書評 |
◇長野県知事 田中康夫さん
ご著書に記された内容もよりよい長野県を育んでいく上で参考とさせていただきます。今後とも提言・ご助言をお寄せくださいますようお願いします。
◇宮古市長 熊坂義裕さん
素晴らしい内容で大変勉強になりました。おもしろくて助役以下職員にも紹介しました。
◇同志社大学教授 新川達郎さん
今、地方自治体を取り巻く環境には、大変厳しいものがあります。本書はこうした現状に正面から取り組み、分析を試みていますが、それらは、宮城県や地方自治体一般にとっても、大いに参考になると思います。
◇岩手県立大学教授 山谷清志さん
県議会の先生の余技という誤った認識を改めさせられました。自治体における政策の見直しについてのハイレベルなテキストであることに驚いております。
◇室蘭民報 忙中閑より
最近は東北が面白いという。青森での三内丸山遺跡の発掘で縄文の華麗な文化国家「東北」を誇りに思う一方、古代の「東北学」研究では、新たな地域戦略を組み立てる地域運動が活発だ。「東北学」は現代の東北戦略につながっている。
その一つ、宮城県は浅野史郎知事が誕生し、政党拒否、情報公開、政策評価制度など話題は豊富だ。今の日本の地方自治をリードする5本の指に入るだろう。それだけに人と理念の先進地になっている。経済、産業振興などでも、各市町村が独自政策を競っている。自治研究家の中には、「かつて九州が脚光を浴びたように、二十一世紀は東北の時代になる」という人も多い。
宮城県の県議会議員に藤原範典さんがいる。現在二期目。この藤原さんが「市民のための地方行政読本」を刊行した。県議の身でなお東北大大学院で地方自治を学び、議員の実践を通して自治の在り方と問題を整理し、課題を提示している。
「自治とは」の問いかけから始まり予算編成や政策決定の過程、一般になじみの薄い財政の仕組みもわかりやすい。学者の手になる地方自治専門書とはまったく違うこの本には総合的な理解のしやすさがある。「ここまで勉強している議員がいるのか」と驚かされた。
この欄で取り上げたこともあるが、江戸期の真田藩の恩田木工や米沢藩の上杉鷹山の事跡から老荘思想にも触れ、歴史を超えた「自治の要諦」を解説する。地方自治の現場にいる、皮膚感覚が伝わってくるようだ。議員と住民の関係では長い間、押しの強さで”分捕り上手”がいいとされる。永田町では「政策新人類」が登場してきたし、地方議員にも藤原さんのような議員が出始めてきた。なかなか頼もしいではないか。この書、議員さんや自治に関心のある方へお薦めだ。
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